梅雨に入って雨は少ないものの、どんよりした空を見ることが多くなりました。曇った夜空の向こう側では、夏の星座が昇ってくるようになっています。中でも、明るい惑星も入ってにぎやかなのが「さそり座」。真っ赤な1等星アンタレスをはさんで、土星と火星がランデブーしています。火星は地球との距離によって明るさ(見た目の大きさも)が変わりますが、5月末に地球にもっとも近づいたところでこの数年の中では今が見やすい状態になっています。
空が曇っているので、パソコンの星空案内ソフトで見てみることにしましょう。
(iPadのSTAR WALKというアプリの画像を拝借しました)
夜11時の南の夜空です。暗くて見にくいですが、画像の一番下あたりが水平線になります。
あれ、ちょっと様子が違いますね。
これはシンガポールで見られる夜空なのです。日本でさそり座といえば、南の空、目の高さあたりをほぼ横倒しの姿で出てきますが、シンガポールでは直立した状態で登り天頂を通っていくのです。そして、もっと南側の星座が見えてきています。この画像にも、南十字星が見えています。この時期のシンガポールでは十字架らしい位置になっています。
火星とランデブーしている土星に目を移して... 大きく話題を変えましょう。
土星の衛星”ミマス”の名前で活動されている、アクアマリンのミマスさんが、音楽之友社のWebサイトでご自身の音楽についての連載記事を書かれています。タイトルは『君も星だよ〜合唱曲《COSMOS》に込めたメッセージ〜』。 私たちが前回のシンガポールジョイントコンサートで歌った『COSMOS』について、音楽家として、そして天文ファンとして語っています。私もこの歌をうたいながら、天文学的にも味のある歌詞だと感じたことを思い出します。
(ベース kake)
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