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JCTは、東京近辺で活動しているコーラスグループです。シンガポール駐在中に歌ったのが縁で、日本に帰国してからも歌い続けています。

2017年12月9日土曜日

揃いの楽譜で...

いよいよ本番まであと1週間です。歌を覚えて、衣装を揃えて、体調整えて... そして手に持つ楽譜を揃えます。ステージに立った時に揃って見えるよう、楽譜カバーをかけることにしました。



女性と男性で衣装の色を分けたのですが、ちょうどその反対になるように色を違えたカバーを選びます。男性の衣装が黒なのに対して、女性は青。この青がなかなか難しい色なんだそうです。私も本番まで目にすることはないでしょうけれど、衣装係さん曰く「ヴェネチアの橋のアーチのすぐ下の水の色のような感じのブルー」なんだそうです。さんさんと太陽が降り注ぐアドリア海の青ではなく、アーチ橋の影がかかったちょっとフクザツな青、をご指名といったところでしょうか。




こちらがそのヴェネチアの海。衣装係さんは、この絵を見て言っているのです。今回、ファミリーコンサートで私たちが歌う「ゴンドラの唄」の舞台です。確かにちょっと見つからない色かも知れません。

さっそく画材屋を見て回りました。2穴のバインダーをくるむようにカバーを掛けるので、それなりに大きな紙が必要です。コストもかけられないので、色画用紙を使いたいのですが、色数は純色の濃い・薄いくらいのバリエーションしかありません。



色画用紙の中でも、すごく色の種類が多い商品を見つけました。


大王製紙という会社が作っている再生色画用紙「フレッシュカラー」です。66色あれば、衣装係さんご指定の色に近い紙がありそうです。ちゃんと、バインダーをくるむのに十分なサイズの4つ切用紙もラインナップされていました。

さて、あとは本番。衣装だけでなく、楽譜カバーにもちょっとだけ注目してみてください。

(ベース kake)




2017年11月11日土曜日

ファミリーコンサートのチラシができました

2017年の最大イベント、「第3回ファミリーコンサート」のチラシが出来上がってきました。2年に一度、シンガポール公演のない年に開催しているファミリーコンサートです。その名の通り、私たちJCTを応援してくださっている”ファミリー”の方に、日ごろの練習成果をお披露目するイベントです。今回は、全ステージJCTだけで構成します。

JCTのポスターやチラシは、我が団長の喜田画伯が画才を振るって作成するのが恒例です。今回も喜田さんの作品となりました。ですが、いつもの油絵に、ちょっと一味加えたチラシになりました。まるで、バイオリンの渦巻きやト音記号のようなモチーフをよくご覧ください。途中で切れないように、息を止めてジワジワと剥いている様子が思い浮かぶようです。


 

会場の都合上、一般の方に公開できないのですが、関心をお持ちいただけましたら近くの団員に声をおかけください。
(ベース kake)

2017年7月22日土曜日

巨きな木星のうへに


小林麻央さんの訃報を聞いてから1ヶ月が経ちました。22日が月命日になるのですね。海老蔵さん、麻央さんにとって最も大切な歌のひとつが、平原綾香さんの「Jupiter」だそうです。おふたりの結婚披露宴に平原綾香さんのライブ会場からこの歌が届けられたと言いますから、たくさんの思いが込められているのでしょう。

実は、JCTも今年この曲にチャレンジしています。ホルストの原曲もさることながら、日本語の歌詞がついて、さらにスケールが広がったように思います。静かな宇宙空間で、この歌だけが流れて行くような印象を持ちました。


そんな木星に、今まさに探査衛星が最接近しています。2011年に打ち上げられたジュノー探査衛星が高度4000kmの木星周回軌道に入っており、これまで見たことないリアルな画像を地球に届けてくれています。NASAが先週公開した画像には、有名な大赤斑が写っていました。地球1個をまるまる呑み込む大きさの大赤斑は、私たちを見つめているのかもしれません。

NASAの元記事はこちらです。(https://www.nasa.gov/image-feature/jpl/pia21773/jupiter-s-great-red-spot-enhanced-color)

宮沢賢治は、26際で愛する妹を亡くした時におまへはその巨きな木星のうへに居るのか」と詠んだそうです。木星あたりに居る多くの方にも歌声を届けられるよう練習していきたいと思います。(ベース kake)

2017年6月25日日曜日

梅雨本番


今日の練習は雨模様となりました。九州南部では記録的な降水になっているのに比べると、関東はまだまだオシメリ程度。朝降っていた雨も、練習が終わる頃にはほぼ上がっていました。


家庭菜園で野菜や実のなる木を育てられている関口先生から、今年できたスモモをおすそ分けしていただきました。団員に2つずつ配られたので、よほどたくさん成ったのでしょう。皮は酸っぱいけれど果肉は甘くてジューシーな美味しいスモモでした。


さて、練習会場の近くに「ひぐらし坂」という道があります。江戸時代からの由緒ある坂道... ではなく、平成になってから地元住民からの提案で名前が付けられた道だそうです。

この坂道を登って行くと、道灌山とよばれる小高い丘に出ます。上の写真に写っている突き当たりを左に曲がると坂が急になり、その上が道潅山。太田道灌がここに砦を築いたことから、その名がつけられたそうです。太田道灌といえば江戸城を築いた人、と覚えていましたが、道潅は室町時代の人なんですね。家康が入る100年も前に初代江戸城が建てられていたとは知りませんでした。

道潅は築城の名手だそうですが、この砦とした道潅山の場所を見てみましょう。国土地理院の地図を拝借しました。アナグリフという手法で高低差を判りやすくすることができます。ブラタモリでもお馴染ですね。



道灌山は、台地の北縁のところにあたります。断崖の高いところに砦を構えて、荒川流域の低地を見下ろしていた、と考えると、築城の名手と言われることの合点が行きます。ブラタモリの名古屋の回で、名古屋城が同じような場所に建てられていましたからね。


...なんてこと書いてみましたが、実は私、まだこの坂道を登ったことはありません。今度晴れた日の練習があれば、登ってみましょうかね。
(ベース kake)

2017年6月18日日曜日

練習前の準備体操

梅雨に入って雨は少ないものの曇り空が続いてきましたが、6月17日の練習は晴れて暑くなりました。練習会場へは善福寺川沿いの道を歩いて駅から5分ほど。川の中も水草が茂り、夏の様相を呈しています。


練習会場のある浴風園は、これが駅至近とは思えないほど鬱蒼とした林の中にあります。それもいろいろな種類の木で構成されていて、この時期は枇杷が実りを迎えていました。オレンジ色の実は、ひとつひとつは大粒ではありませんが、鈴なりにいっぱいぶら下がっています。ちょうど管理人さんが実を採ろうと高枝鋏を伸ばしておられました。しかし、よほど枝がしっかりしているのでしょう。鋏ではとても切れそうにありませんでした。


さて、シンガポール日本協会総会でのミニコンサートが終わり、年末のファミリーコンサートに向けた練習に入ります。

ちょっと遅れて会場に入ったら、練習前の準備体操が始まっていました。いつもは首を回したり、腕・肩を上げ下げといった上半身を緩める体操をするのですが、今日はなにやら伴奏が聞こえてきます。



そのメロディを聞けば誰もが勝手に動き出す、これぞ日本最大のヒット曲!



「ラジオ体操第一」


をやっていました。そしてその伴奏の音が妙にリアルなのです。AMラジオから聞こえるくぐもった音ではなく、まるでその場で弾いてるような....



と思ったら伴奏の藤田先生が即興で弾かれていたのでした。
(ベース kake)

2017年6月4日日曜日

ミニコンサート


6月3日に、今年2番目の行事をやりました。「日本シンガポール協会」の年次総会が開かれ、私たちはその会場で時間を貰ってミニコンサートをやったのです。










めったに降りることのない参宮橋駅ですが、旧財閥系企業の社交施設がいまもいくつか点在しています。昭和を感じさせるどっしりした建物の中には、レストランやバーを備えた会議場があるんですね。




さて、JCTは日本シンガポール協会所属のコーラス部ですので、聞いて下さるのはコーラス部の活動をご理解下さってる方々ばかり。総会の会議・講演会を終えた皆さんの前で2曲演奏しました。まだ練習途中の曲もありましたが、好評だったようで良かったです。




もっとも、懇親会のお酒や料理を目の前に並べられて、おあずけ状態でのミニコンサート
ですから、どんな音でも”おいしかった”...... のかもしれませんが。
(ベース kake)

2017年3月5日日曜日

春の合唱コンサート


 今年最初のイベントは、ここ数年この時期にお邪魔している蓮田オークプラザでのコンサート。蓮田オークプラザは、JR宇都宮線蓮田駅の目の前にある老人ホームです。温泉が湧いているそうで、一般の人でも玄関前の足湯に入ることができます。この日は3月とは思えないくらいの暖かさでしたが、寒ければちょっと足湯だけでも浸かっていきたいところでしょうね。

足湯は午後からです


いつもは「ひな祭りコンサート」と銘打っているのですが、今年は4日になってしまいました。それで今回は「春の合唱コンサート」。耳なじみのある曲を歌ったあと、入居者の皆さんと童謡・唱歌を歌うプログラムです。伴奏の藤田先生による、ピアノソロ演奏も入れました。




”みんなで歌いましょう”のコーナーでは、客席の中にメンバーががはいっていき、団員手作りの小物入れをお一人ずつにプレゼントしながら一緒に歌いました。


なかなか声が出せない方もおられましたが、何曲かやっているうちにご自身も歌いたくなられたのでしょう。だんだん音になってきたようでした。
(ベース kake)